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アップルシード見聞

金曜日、帰ってきたら管理人さんに
「東京電力の人が来て、電気止めてったわよ。大丈夫?大丈夫?」
払ってませんでした。2月分の電気代。
はー。もうとまりましたか。
久しぶりにポストを整理したら、警告状が二通出てきました。
24時間対応ということで、来てもらって金払って再起動。
引き落としにしろよ、って皆さんはいうんでしょうが。
私もそう思うんですが。
引き落としの書類を、貰うたびに無くす私。
*

日曜日、キャシャーンを見ようと映画館行ったらまだやってませんでした。
で、代わりといっちゃなんですが、アップルシードを見ました。

一応この後は若干の内容解説と評論もどき。
予備知識の大嫌いな方は観てから読んでください。


もともと
予告編を見たときに、3Dモデルに違和感を感じてしまって
あんまり期待してませんでした。身も蓋も無いな。

開始3分間
「お、これ、ひょっとしていいかも」と思いました。
アクションは手間かけて3D作ってるんです。けっこうすごい。



日本製アニメの文法内で、2D+3Dというのをどう処理するか
この辺はここ10年のアニメ映画で、みんな試行錯誤しているところ。

このまえ見た「イノセンス」でもかなり冒険していた。CGをNPR (Non-Photo realistic Rendering アニメ塗りのレンダリングとか) 処理しないで、そのまま背景に用いているところがすごく目に付いた。・・・正直、失礼ながら押井さんの手法とは思えなかったほど。
それが、少なくとも「独特な雰囲気」という面では、すごくプラスに働いていた。

初代「攻殻機動隊」のときには、割と保守的な使い方をしていて、同時期のマクロスプラスなどでむき出しのCGシーンがあるのにプレッシャーを受けていたようなコメントをどっかで読んだとおもう(←いーかげん)
TV版の攻殻SACでは、うまくフィルタ処理をかましまくって、「既存のアニメの文法内」で3DCGが使えるようになりつつある、少なくとも背景としては、ってことを証明した感じがあった。
それだけに、むき出しの3DCGを大御所が用い始めたってのは、結構ターンポイントなのかもしれないと「イノセンス」に思ったわけです。実写パトレイバーの話があったり、アヴァロンとかあったりして、思い切るようになったのかなあ。

先日、唐沢俊一さんのエッセイで
「アメリカ人がアニメの口パクに異様にこだわるのは、
 腹話術の延長線上に頭があるからではあるまいか」
という記事を読んだばっかりだった。

そういう意味では、「アニメ」の文法に目が慣れているだけで、
今は「珍しい処理」どまりですが、
5年後には2D+3+に全く違和感を感じない基本処理、そんな可能性もある。

そう思ってたわけです。



で、話は戻って、はじめの3分。
延々と3Dの白兵戦バトル。この出来は相当いい。

ただ、そこで女性キャラのヒトミが出てきて演技始めた時点で

・・・・?

やっぱり、私の頭が拒否始めちゃいました。

つまり、人形劇の動きなんですよ。
演技もされてるし、表情も動くんですけど。
何が違うんだろう・・・?
濃い目のキャラクタデザインのせいか?トーンレンダリング処理の甘さのせいか?
(結構トーンレンダリングは、がんばっているけど)
演技が硬いせいか?

色々理由はありますが、私の予想では、根本的には
「3Dだから」
いや、何も説明になってないと思われるかもしれませんが、そうじゃなくて
「三次元的に動きが破綻しない」ってのが問題なのかもしれない。
つまり

絵でも、細かく書きこまれていると、現実との違いやパースの狂いが目に付いて仕方なくなる。逆に、まったく書かれていないと、ぜんぜん気にならない。そんなことがある。だから映画の背景、マット絵では、ほとんど書き込まないのが正しいとされる。実際、驚くほど書き込みが少ない。それがリアルに見える。

でも3Dモデルは動いてしまう。動いてしまうと、いやおう無く、それが3Dであることがわかってしまう。頭が「動くイラスト」と処理するんじゃ無くて、「動くモデル」を見るモードになってしまう。

私、色つきの少女フィギュアもダメなタイプなんです。気味が悪く感じてしまう。
色がないと、彫刻に見えるので平気。
イラストもぜんぜん平気なのにね。あとメカ系のプラモデルはぜんぜん平気。

結局、慣れ。そういうことなのかもしれないなー、と。私の頭が慣れていないだけなのか。

でも、ゴーグルなど目が隠れていると、ずいぶん違和感が減少される。ということは問題は目か?
あとは髪の毛処理。どう「風になびかせる」か、がアニメに必須?
それと体と腕を寄せるとポリゴンがもぐってしまうことがあるので、それを避けるように演技が不自然になることも多い。とくに調整の手を抜いたらしい脇キャラの動きは、かなり辛い。
そういうことを考えてみると、NPRでいろいろやってみたい研究ネタはある。つうか、今日思いついたネタも少々ある。会社だまくらかして、そういう研究してみたいなあ。なんとかしちゃおうかなあ。


あ、書き忘れるところだった。
デュナンの体格が良すぎて萎える人は萎えるでしょう。
私も「女性イラストの肩幅大きくしすぎだ!」と怒られるような人なので、そんなには感じませんでしたが、客観的に見るとムキムキ過ぎ。とくにこの日本ではダメでしょう。アメリカでは結構ムキムキ女性のニーズが高いらしいので、輸出仕様ということなのか。



あと、お話としては、あのベタベタ感は不満。

ストーリテラーとしての士郎正宗さんの何がすごいって、あの独特のリアリズムでしょう。

「わかり易いドラマのお約束」「わかり易いロマンティズム」ってのをとことん無視して、アンチ根性、アンチお涙、でクールに押し通す。でそのかわりに、背景の人間にまで(間の抜けた)人生背景をもたせてドツキ漫才をやらせる。

小林秀雄だったら「モオツァルトの悲しみは疾走する。だれも追いつけない」とか言い出す種類のスタイリッシュさ。

こういう「安っぽいロマンティシズムを拒否する」というスタイルを使いこなせる人は、実際ごく少数で、たぶん黒田硫黄さんとかもそうだった。
そういうのを映画化しようとするとむずかしい。本当に大事な部分をさらっと流すそのスタイルだと、視聴者にアピールするのがすごく難しい。すごく相手を選ぶサブカルっぽい映画になってしまう。
(士郎さん自身が映画化した「ブラックマジックM-66」がそんな感じだ。僕は好きだけど、多分そこそこしか売れなかっただろう・・・。)

それよりは、わかり易い脚本にせざるを得ない。特に2時間で話をまとめるとなると、ハリウッド的なフォーマットにせざるを得ない。

我慢できなかった突っ込みを、下に黒反転で、少々記述。
見たくない場合にはドラッグしないが吉



○俺は悪人だ!テロリストだ!と宣言して壮絶に負ける悪役たち
  ・・・はいはい

○咳き込むブリアレオス
  ・・・よりによって気管と肺が生体のままなのか!お前はまだ!

○片手でブリアレオスを支えるデュナン
  ・・・300kgくらいありそうに見えるけど。

○空中合体
  ・・・練習なしに仕様に書いてない行為試すのは、あぶないですよ。




そもそも士郎作品には基本的に、「賢いプロフェッショナルのキャラクタ」しか出てこないんだけど、この映画の皆さん、思想も行動もめちゃくちゃアマチュアっぽい。まあそれを言ったら、やたら肉弾戦を好む押井版の攻殻もだけど。・・・ドラマチックってのはそういうことなんだろうけどさ。

まあ、お話として、2時間によくまとまってます。涙あり笑いなし。生真面目な脚本。
教科書どおりのお涙話になってしまっているけれど。
なんで映画脚本ってこんなに生マジメなんだろう・・・。金かかってるから怖くてギャグできないのか?
キルビルを観ろ!あの責任感のなさ!映画に大金かけてるなんて屁とも思っていない!

あ、でもキューティーハニーのテンションには、僕がついていけないかも。予告編観て思いました。
年取るとわがままです。ごめんなさい。



というわけで、「3Dとアニメの関係は?」と考え直すにはよい映画。

そもそも、士郎さん自体、マンガ文法を破って、大量の情報を枠外に書き込んだり、
スクリーントーンを徹底的に使ったり、トーン作ったり、CGをぶちこんだり、
賛否両論も既成概念破壊もぜんぜん恐れないパイオニアですから。
そういう意味では、この映像も士郎正宗チックかも。
「否」の意見も多いでしょうが、冒険なしに新しいオムレツは出来ない。



しかしまあ、80年代からイスラム=テロ対カウンターテロ部隊ってのを題材に、SFを描いて見せた士郎正宗の慧眼には感服仕るほかない今日この頃です。
今になると、逆に危なくてアップルシードの続きがかけなくなってしまった感もアルけど。惜しい。続き見たいのに。


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なんかマンガでもブリアレオスが咳をしたことがあったような気がしてきた。うう、手元に無い。要調査。

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