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超自己流お絵かき講座

A「おや、『リハビリ』のエントリで出した絵だね」
tanktop12.jpg
  あれ?
  ねえ、ねえ、三等兵さん。何で、出来損ない、じゃなくて
  出来かけの絵を並べてるの?」
3「出来損ないで悪かったな。
  それはね、僕自身、できかけの絵を出すメイキングってのが、
  色々参考になって面白かったからだよ。
  どんな感じに描いているかわかると、
  真似しやすい気分になるからね」
A「え?誰かが技法を真似してくれるとでも思ってるわけ?
  その程度の腕前で?」
3「下手な人間の方がよい教師になるって言うじゃないか!
  僕は才能のなさを理屈で埋め合わせるタイプなんで、
  その理屈をあれこれ並べてみれば
  ・・・・。まあ多分、何の役にも立たないけど、
  ひょっとしたら誰かのなんかの助けになるかも
  ・・・しれないじゃないか。
  ・・・まあ、その。ひょっとしたら」
A「あーポジティブシンキングって奴だね。
  こんな僕でも、
  ひょっとすると何かの役に立つかもしれないって言う。
  うんうん、希望を持つのはいいことだと思うよ。
  反実仮想ってのは、人間の生んだ最強の希望だもんね」
3「・・・・。」


A「さてと、使っているソフトは何だっけ」
3「最近Painter9を入れたんだよ。
  だから今回はPhotoshop6とPainter9」
A「え、まだPhotoshopは 6 のままなの?」
3「いいんだよ、実用上は問題ないんだから」
A「CS2の新機能、イメージワープとかとか、VanishingPointとか、
  えらく熱心に調べていたじゃない」
3「・・・まあ、そのうちにね」
A「必殺の≪判断先送り≫だね」
3「・・・うん」

A「ちなみにキャラクタのモデルは、自作の素人マンガ?」
3「松原のアネゴですな。最近ではお色気担当の感があるね」
A「お色気って、君のマンガには色気がないけどな。
  描きかけの続きも、親父ばっかりじゃねえか。
  っていうか早くかけよ続き」
3「・・・今ここで蒸し返すなよ。2月中には出すよ。」



tanktop00.jpg

A「これは下書きだね。未だに紙でやってるんだっけ」
3「紙と鉛筆じゃないとやっぱりダメなんだよ
  脳みその根っこがデジタルに適応できてないんだね」

A「すると、グレーの下書きを、水色にわざわざ変換しているわけだ」
3「水色のレイヤーを『合成:明』で乗っけてでやるとこうできる。
  この方が下書き線とペン画の線が見分けられて楽なんだよ」
A「グレーだと、ペン入れの線と下書きが見分けられないわけだ」
3「・・・できる人はできるんだけどさ。」

A「この構図は、まあ一言で言うと、胸?」
3「一言で言うなよ!
  遠近法とか臨場感とか言い方があるじゃないか」
A「ああ、あのエヴァの『ハメ撮り構図』シーンって奴を、
  いまだに乗り越えられていないって事か」
3「うるせえよ。あのキヌセンセイだってスト3のイラストで
  試してみてたじゃないか。結構色んなところに
  インパクト残したんだよ、あの構図は」
A「一体何年前の話だよ。
  そういうのを乗り越えられていないっていうんじゃないか」
3「・・・もういいよ」



tanktop01.jpg

3「で、これが別レイアにPainter9でペン入れしたもの」
A「Painter9でのペン入れはどんな感じだった?」
3「流石に線は引きやすいよ。
  まあ新タブレットのintious3の効果もあるんだろうけど」
A「まあ、君、紙の上ではペン入れ全然ダメだもんね」
3「・・・紙の上だとやり直しが効かないから、
  失敗をごまかそうとして、どんどん土壺にはまっちゃうんだよ。」
A「人生みたいな?」
3「人生みたいな」
A「あっさり認めるなよ、軟弱者が」

3「あと難しい線は、二回くらい素振りしてから引くようにし始めてから
  ちょっと上手く引けるようになったかも。
  ゴルフのパットでの素振りの要領だね」
A「あとは、引きやすい角度になるようにこまめに紙を回すって奴だね。」
3「うん。それも結構重要。『自分の手が線を引けない角度』ってのは、
  一度徹底的にチェックしてみると参考になるね」
A「その歳になって、遅ればせながら気がついたんだね」

3「あ、あとPainter9では『ブレンド』で線のギクシャクしたところを
  引っ張り伸ばすとスムースになるのは良いね。
  これは別のレイヤでもできるので気楽だし」
A「『下の色を拾う』って操作だね」
3「そゆこと。ただ、そのときには水色の下書きレイヤをオフにするのを
  忘れないようにね」
あ「お前がなー」
3「orz 」



tanktop02.jpg

3「で、デジタル水彩で色を置く、と」
A「Painter9のデジタル水彩は良いってよく聞くね。
  Painter6の水彩に慣れてしまった人間を、
  現代文明に引き戻そうという救済措置だね」
3「うん。
  あと真っ白に塗ったレイヤを乗算で重ねて、その上に描いた方がいいよ。
  透明レイヤにイキナリ描くとヘンな色合成のされ方するから」
A「1日くらい、それに気がつかずにブツブツ文句言ってたもんね」
3「人をクレーマーみたいに言うなよ」
A「大丈夫。君には大っぴらにクレームつけるような勇気はないし」



tanktop03.jpg

3「・・・で、色を付け加えると」
A「最近パレットを使い始めたんだよね」
3「うん。『自分のパレットを作る』って重要みたいだね。
  今まで、『色を拾う』で、その場その場の絵の色を拾って
  いい加減に使っていたんだけど、
  色数がやたらに増えると、リアルっぽい塗りには良いけど
  質感が上がりすぎてオサレな色使いにならないんだよね」
A「ようやく弱点に気がついたわけだね。
  まあ、相変わらずオサレな色使いからは程遠いようだけど
  まあ、努力は認めよう」
3「(殴りてえ)・・・そりゃまあどうも。
  でももっとザックリと光と陰に二色分解できないと、
  印象的な絵にならないんだけどねえ・・・」
あ「あ、それができていないという自覚はあるんだ」
3「(殴りてえ)」



tanktop04.jpg

3「遠いところの彩度を落とす、っていう空気遠近法チックな
  技法をためそうかとしたんだけど・・・」
A「上手くいかなかったと」
3「・・・うん
  キム・ヒョンテの画集とか見ながらやってみたんだけどなあ」
A「パクリじゃねえかよ。しかもそれでさらに失敗ってどゆことだよ
  講座で失敗してどうするんだよ!人を路頭に迷わす気かよ!」
3「さっきの『二色分解』のフェーズができてないとダメみたいだね」
A「たしかにキム・ヒョンテの画集のメイキングでは、
  そのフェーズで空気遠近法が始まってるね」



tanktop05.jpg

A「で、あきらめたわけだ」
3「まあね」
A「あきらめ早!
  ・・・さっきのまま続けた方が良かったんじゃないの?
  悪化している気がするんだけど」
3「う・・・。あ、あ、後知恵なら俺にだって分かるんだよ!」
A「おいおい、逆切れかよ」



tanktop06.jpg

3「それでも進むしかないわけだ」
A「雪の進軍氷を踏んで」



tanktop07.jpg

3「別のレイヤに背景をザザざっと描く」
A「水彩の太い筆で描いてるんだ」
3「細かく描かなければ、
  みてる人も『そういうもんだ』と思ってくれるでしょ」
A「・・・・そうかな?」
3「そういうことにしておいてよ」
A「曖昧の勝利というわけだね。
  事態を良く理解していないときには口をつぐむのが一番」
3「生活の知恵だよね」



tanktop08.jpg

A「ここで、左右ひっくり返しか。バランスチェック?」
3「Painter6だと、これができなかったんだよ。
  レイヤごとに反転しかなくって。
  ほら時々ひっくり返さないと
  バランスが崩れているのに気がつかないし」
A「・・・タンクトップのバランスが、おかしくないか?」
3「あ」



tanktop09.jpg

3「・・・ほら、ごまかした」
A「つうか、色塗る前に気付けよ!
  一つ一つのフェーズがキチンとできてないから絵が汚くなるんだよ」
3「私の辞書には『キチン』という言葉は無い!」
A「あー、まあ、無いだろうな」

A「・・・ちなみに、左に見えるのは、窓?」
3「えーと。・・・ん、まあ、その辺は観察者の意味づけに任せると言うか
  そもそも絵というのは、まあ」
A「いや、なんか、あっちに窓があるなら光源の向きが逆臭くない?」
3「反対側にも窓があるんだよ!
  レフ板構えたアシスタントさんが右側に立ってるんだよ!
  そもそもグラビア写真ってのは大抵、光源を被写体の周りに
  沢山おいて写すもんなんだよ!」
A「言い訳は一つに絞れよ」
3「はい。

  ・・・あ、あとメインの主線が絵で浮きそうだったので、
  白で囲んでます。別レイヤを載せて」



tanktop10.jpg

A「もういっぺん反転したんだね。あとちょっと主線を弱めた?」
3「うん。はじめの主線レイアをコピーして、
  色合いを『色相・彩度』でいじったものを
  「Eliminate White」フィルタかけて、上から重ねてます、はい」
A「分かりにくいよ。親切でないな。」
3「いいんだよ。これだけヒント出せば、
  本当に興味ある人は自分で試せるだろうからさ」



tanktop11.jpg

3「そんで、Photoshopの『トーンカーブ』マジック」
A「おいおいおいおいおい。はじめの色合い、意味ねえじゃん
  『パレット重要』って話はどうなったんだよ」
3「その辺は臨機応変に
  なんかこう、色合いがバスタードっぽいでしょ」
A「・・・実は、はじめの色合いの方が良くねえ?」
3「・・・・・・・。悩ませるなよ。
  悩めば止まるぞ。止まれば死ぬぞ」
A「この色合いにすると、塗りが雑なのも分かっちゃうね」
3「それは問題なんだよなあ」

3「あと、このときに、背景の色バランスとかちょっと修正してる。
tanktop11_01.jpg
tanktop11_02.jpg
  こういうグラデーションのレイヤとかをオーバーレイで乗せると
  光の感じを細部修正できるからね。
  写真や3DのCGの時でも、よく最終修正でやります。」
A「Photoshopのマジックですな」
3「こういう小細工を覚えると、絵が上手くならないんだけどね」
A「小細工は進化の袋小路だからね」
3「そういう意味では
   ・Photoshopは『上手く見える絵を作るソフト』
   ・Painterは『絵が上手くなるためのソフト』
  なのかなあ、という気はするね。」
A「君、ソフト界の巨人Adobeを敵に回す気かよ」
3「いいんだよ。『上手く見える絵を作る』という意味では
  Photoshopの方が多分高性能なソフトだし」
A「・・・はあ。そういうものですか。」



tanktop12.jpg

3「塗りが汚いところを修正して、色味を補正してみました」
A「あんまり綺麗になってないよ」
3「『気はこころ』って言うし」
A「自己満足かよ」
3「絵なんて自己満足に決まってるじゃないか」
A「まあ、色数が多すぎるんだろうね。
  その割に陰をしっかり分け切れていないと言うか」
3「そうだねえ。やっぱりはじめに光陰をニ値化できないのが
  根本的な問題なんだよなあ」



tanktop13.jpg
tanktop14.jpg

3「で、色バリエーションを2種類」
A「どっちがいいか、良くわからないな」
3「それがPhotoshopの落とし穴だね。
  ツールの自由度がやたらに高いから、
  選択肢が増えすぎて決断ができなくなっちゃう」
A「それは、君の意思が軟弱なだけなんじゃないの」
3「選択肢があることが、どんどん僕の意思を軟弱にするのかもね」
A「それは逃避だろ。責任転嫁するなよ」
3「・・・全くだ」
A「それはそうと、はじめの頃の色が良かったんじゃない?」
3「意思を揺るがすなあ!」

tanktop15.jpg

3「えーと・・・、一応、はじめっぽい色?」
A「揺らいでんじゃねえ!
  っていうか、はじめのころのザックリ塗っていた方が
  いいんじゃないの」
3「そこから全否定かよ!
  『俺もそう思う』とか認めちゃったら、辛いじゃねえか」
A「思ってんのか・・・辛いね」



A「あとさあ、なんか、だんだん、デッサンが正しいのかどうかも
  気になってきたんだけど」
3「うううむ。その辺を気にして修正しすぎると、
  『正しいけどつまらない』
  という絵になる気がするんだよなあ・・・。
  まあ、私の場合にも下書きの時点で、裏返したり書き直したり
  デッサンチェックを色々やっているのは事実なわけだけど。」
A「既につまらなくなっている、と」

3「・・・あと、想定している画角の問題と言うのもあるし。
  例えば、これ、明らかに『広角レンズ』っぽいアングルの絵だから、
  普通のレンズのデッサン感覚とはきっとちょっと違うわけで」
A「『広角レンズ』だって。分かったようなことを言うねえ」
3「遠近法が強力についているのに全身が入っているのは、
  大抵そういうことになるんだよ。
  普通のレンズで全身が入るって事は、被写体は相当遠くにいるはず。
  そういう意味では、魚眼レンズでなきゃこんな絵はありえない。
  本来は小さいままでこの絵を見るのは、幾何学的に矛盾してるわけで。
  だから、ホントはこういう風に見なきゃいけない。」

tanktop_big.jpg

A「デカッ!
  っつうか荒!仕上げ荒いよ!」
3「・・・」
A「(あ、マジで落ち込んでやがる)
  まあ構図と言う意味では、
  確かにデカくするとそれっぽい構図な気もしてくるね。
  デカイ勢いにごまかされているだけな気もするけど」
3「画角をあわせようとおもったら、ホントはさらに
  ディスプレイに眼を近づけて見てもらわなきゃいけないし。」
A「無茶言うなよ。
  なるほどねえ。『AVのハメ撮りは七難隠す』って奴か」
3「もうちょっと言葉にフィルターかけろよ!
  まあ、この『画角の矛盾』っていう問題は、
  きっとイラストだと結構重要なんだと思うなあ。
  レンズ歪の入っている感覚ってのは、
  実は広角レンズの構図だとむしろ必要だし。
  初心者向けのパースの教科書を単純に信じてる人が
  陥りやすい罠だと思うんだけどなあ」
A「その問題も先送りして、今後の宿題?」
3「まあ、そゆことかな」
A「塗りムラも宿題だね」
3「大きな宿題だね」
A「宿題多いね」
3「職人の夏休みは死ぬまで終わらないんだよ」
A「・・・それが私の聞いた、彼の最後の言葉だった」
3「殺すな!」









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ごめんなさい、ペン入れだけの状態のときは
さほど「おお!」とか思わなかったのですが(←失礼)
塗られたものを見た途端「おお!」と…
やっぱり塗りって大事なんだなと思う今日この頃…
ゲームのキャラとかでも、原画がいくら良くても塗りが
単調というか、光というか「艶」がないと途端に
惹かれなくなってしまったりするので。

理解はできるけれど真似はできないところに、
果てしない経験の差を感じました。
あの写実:二次の比率が絶妙なイラストはこうしてできるわけですね…

イキルさん、それはきつい誉め殺し orz
意外とやってみると真似はできるもんですよ。
>仮面ライダー孔鬼 さん
「艶」ってのは、かなり趣味趣向性癖が混じってくるので特にあっさり文化主流のわが国では賛否両論あるんですが、描き手が「塗っていて楽しい」を必要以上に追求するとどうもそっち方向に行くようです。

背景の窓とパースの整合性がイマイチ取れてないんじゃないかな、というご指摘受けてみたりして。
なんかそんな気がしてきたヨ。
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